1. HOME
  2. ブログ
  3. がんでの死亡者数
  4. 世界と日本の人口に対するがんによる死亡数とがん患者数の割合

CONTENTS

コンテンツ

がんでの死亡者数

世界と日本の人口に対するがんによる死亡数とがん患者数の割合

はじめに

WHO(世界保健機関)の調査で2018年の世界のがんの死者は960万人程度、患者数はおよそ1810万人程度に上るものと思われます。

一方2018年の日本でのがんの死者は37万5000人程度、患者数は90万人程度になります。2018年の世界の人口が76億人程度、一方日本の人口を1億2700万人です。

これをみるといかに日本人ががんになって死亡してしまうことが高い比率になります。

2018年の世界と日本の人口に対するがんによる死亡数とがん患者数の割合

2018年の世界と日本のがんによる死亡者数と患者数の割合を比較していきます。

死亡者数での比較

世界:人口76億人程度:世界でのがんの死亡者数960万人程度=791.66667:1

世界では年間に792名に1名がなんらかのがんで死亡することになります。

日本:人口1億2700万人程度:日本でのがんの死亡者数37万5000人程度=338.66667:1

日本では年間に339名に1名がなんらかのがんで死亡することになります。

これをみると世界の平均よりも日本の方ががんで死亡する方の割合が2.34倍ほど高くなります。

※世界・日本の人口及びがんの死者数はおおよその値ですので目安程度ととらえていただきたいです

患者数での比較

世界:人口76億人:世界でのがんの患者数1810万人=419.8895:1

世界では年間に420名に1名がなんらかのがんにかかることになります。

日本:人口1億2700万人:日本でのがんの患者数90万人程度=141.1111:1

日本では年間に141名に1名がなんらかのがんにかかることになります。

これをみると世界の平均よりも日本の方ががんにかかる方の割合が3倍近くも高くなります。

※世界・日本の人口及びがんの患者数はおおよその値ですので目安程度ととらえていただきたいです。

先進国ほど高い

がんは当然ながら高齢化率の高い先進国で患者数・死亡者数とも高くなっています。

欧州では世界の人口の9%が住んでいます。ただがんの診断を受ける方の割合は世界全体の23.4%ほど、がんの死者の割合も世界全体の20.3%とかなり高いです。

米州では世界の人口の13.3%が住んでいます。ただがんの診断を受ける方の割合は世界全体の21%ほど、がんの死者の割合も世界全体の14.4%となっています。

欧州の方が米州よりもがんになってしまうと早期になくなってしまう方が多くなっているということも分かってきました。米州は南米までを含むので平均年齢がやや下がります。やはり平均年齢の高さもそこに影響があるのかもしれません。

減っているがんも

がん患者の総数は人口の増加と共に増えています。ただがんの種類によっては減っているものもあります。

喫煙キャンペーンを行っている欧米諸国などでは肺がんの患者数が減っています。

また女性の地位の高くなった欧米諸国では子宮頸がんの患者数が減っています。また貧困などからの栄養失調で「がん」になる場合もあります。

そのような国の経済状況が好転してがんの患者が減っていることもあります。

まとめ

世界では年間790名に1名程度、日本では340名に1名程度ががんで死亡する。

世界では年間420名に1名程度、日本では140名に1名程度ががんにかかる。

死亡者数・罹患者数とも日本は世界平均よりも大きく上回ります。高齢化社会の進展がありますのでこれはやむを得ません。

ただ世界では年間のがんの死者ががん患者数の55%程度になります。一方日本では40%程度にとどまります。

ここから日本はがんにかかっても長期生存できる方の割合が世界平均よりも高いことが上記の数字からも分かります。

日本人は生涯で2人に1人程度が「がん」にかかるというデータも出ています。年齢を経るごとに「がん」にかかる確率が高くなります。

早期発見をすることでがんを治癒できる・またがんの進行を食い止めることができる可能性が高まります。やはり「がん」は早期発見が大事になってきます。

参考資料・出典:CNN

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事