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がん治療

がん研究10か年計画とは?

はじめに

1984年度の「対がん10か年総合戦略」1994年「がん克服新10か年戦略」2004年「第3次対がん10か年総合戦略」を基軸として戦略的に推進していくとともに、難治性がんの克服や患者のQOL向上の資する研究などの臨床的に重点度の高い研究やがん治療の均てん化に力を入れてきました。がん患者の全体の5年生存率も1995年前後では53%台・2005年前後には58%前後まで上昇・さらに2020年現在では68%超まで上昇しています。1年に1%程度ずつ上昇しています。確実に医学の進歩は進んでいるものと捉えられます。

高齢化の波

ただ確実に高齢化によってがん患者数・死亡者数もしばらくは上昇していくものと思われます。がんについての正体はまだ未解明の部分が多いです。特に難治性のがんや小児がんを含めた希少のがんについては創薬や機器開発をはじめとして、有効な診断や治療法を早期に開発して実用化することが必要になります。

安心して暮らせる社会に

これまで以上にがんの本態の解明の研究とこれに基づく革新的な予防と早期発見・診断さらに関わる技術の実用化を目指した臨床研究とともに充実したサバイバーシップを実現していく社会の構築を目指した研究・がん対策の効果的な推進と評価に関する研究などを推進していくことになります。がんによる死亡者を減少させること。がん患者とその家族の苦痛の軽減と療養生活の質の維持向上を図ってがんになっても安心して暮らしていける社会を構築していくことが強く求められています。

がん対策推進基本計画

文部科学大臣・厚生労働大臣・経済産業大臣は平成26年度からの10年のがん研究戦略について「がん対策推進基本計画」に基づいて、「がん研究10か年計画」を定めて、健康・医療戦略推進本部において進めている医療分野の研究開発に関しての方針の下でがん研究の総合的でかつ計画的な推進に全力で取り組んでいくことを確認しています。

出典
厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000042863.pdf
GEMMED:https://gemmed.ghc-j.com/?p=32973

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